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3DS う蝕用トレーう蝕は細菌感染症であると同時に、生活習慣により修飾され、これらが複合的に関与し成立する多因子性疾患です。多因子とはおもに、う蝕原性細菌、糖質の摂取頻度、唾液の性状(分泌量、緩衝作用、誘導されたs-lgA、抗菌因子の濃度)、フッ化物の存在、歯質の石灰化度、口腔衛生状態等の要因であり、これらの相互作用の結果、エナメル質の脱灰あるいは再石灰化を示す化学平衡反応が右辺と左辺のどちらに進行されるかが規定されるのです。ですから、う蝕細菌の制御が即DMF歯抑制に直結するような単純な話ではありません。しかし、介入するその他のリスク因子を均等な条件に割り付けられるランダム化比較試験では、単一リスク因子の抑制がDMF歯抑制に効果的なことがわかっています。
う蝕成立の多因子のうちで、歯面を直接攻撃しているのは、細菌の代謝産物である有機酸とそれを歯面にとどめているバイオフィルムです。現在、各リスク因子に応じた対策が存在するのに対し、唯一遅れていたのがう蝕細菌の制御であるといえます。ですから、う蝕予防ける細菌の制御(3DS)は、それ以上でもそれ以下でもなく、上述のように位置づけるべきと考えます。
従来う蝕予防はおもに生活習慣対策が中心であり、病原体を直接対象にした診断や制御は、永年放置されたままでした。90年代後半より、ようやく口腔細菌叢(フローラ)のモニタリング技術(細菌検査の環境)が整備され、口腔病原性細菌などを対象にした臨床検査のオーダーが可能になりました。以後その制御法が求められるのは自然な流れといえます。
3DS 歯周病用トレー歯周組織の健康維持には、形態・審美的、機能的に症状が確認できる以前のステージで、各種リスク因子を検出診断し、それらを取り除いたり検査値の異常を正常値に戻す処置が理想的です。
プロービングに代表される歯周組織(形態)検査は、臨床症状がなくても実施する機会が多いので、一見予防目的の検査と思いがちですが、歯周ポケット・出血点・歯の動揺などを検出するので、疾患進行後の状況(疾病発見/Case Finding)を目的としています。う蝕症と対比させれば、“歯周ポケット検出”は、“う窩の発見”に相当します。プロービング(形態検査)では、歯周ポケット形成以前か、形成後の両極端しか把握できないのに対し、各種歯周病臨床検査は、歯周ポケット形成にいたるまでの過程の検出(リスク発見/Risk Finding)が可能です。歯周疾患リスクとは、視診では捉えられない、疾患形成初期の変化を指しています。
歯周臨床検査には、①歯周病関連菌のレベル、②宿主の感受性、③歯周組織破壊による逸脱酸素のレベル、④非生理的な咬合圧の測定などのリスク評価項目が考えられます。従来は、ポケット形成など形態変化をもって疾患に介入しましたが、発症の概念を再考すれば、検査値異常に対するリスク低減治療が可能です。
3DSについては、詳しい治療の流れや推奨薬剤などをチャートやグラフでわかりやすく紹介した3DSバイブル「最新3DS環境 う蝕ステージ ぺリオステージ」に詳しく解説されています。
上記は「最新3DS環境 う蝕ステージ ぺリオステージ」から抜粋しております。
3DSは、日本テレビ「おもいっきりDON!」でも紹介されました